- 英語が苦手でも“やり直し”はできる
- なぜ多くの人が英語学習で挫折するのか?
- ステップ1:最初の3週間は「中学英語の復習」から
- ステップ2:毎日触れる仕組みを作る
- ステップ3:学習の目的を“見える化”する
- 教材選びで“9割”が決まる
- ① 文法:『中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。』(学研)
- ② 単語:『英単語ターゲット1200(旺文社)』
- ③ リスニング:『スタディサプリENGLISH 新日常英会話コース』
- 教材を「組み合わせて使う」と成果が倍増する
- 英語学習で一番難しいのは「続けること」
- ステップ1:勉強のハードルを「1日15分」に設定する
- ステップ2:「いつ」「どこで」「何をやるか」を決めておく
- ステップ3:小さな“見える成果”を作る
- ステップ4:3ヶ月を“1つのプロジェクト”として考える
- ステップ5:「ぐんぐんマインド」で自分を育てる
- まとめ|3ヶ月後、英語が「特別なもの」ではなくなる
英語が苦手でも“やり直し”はできる
「英語が苦手で、何から始めればいいか分からない…」 そんな悩みを抱える社会人・学生の方は多いですよね。 実は、英語は“センス”ではなく“積み重ね”の教科です。 正しい方法で基礎を固めれば、誰でも確実に伸ばすことができます。
このシリーズでは、英語初心者が3ヶ月で基礎を身につけるための実践的なステップを紹介します。 難しいテクニックは不要。 書籍や教材を活用して、日々コツコツと「英語筋」を鍛えていくことがポイントです。
なぜ多くの人が英語学習で挫折するのか?
まず理解しておきたいのは、英語が苦手になる“原因”です。 多くの人は「勉強法」よりも「モチベーションの維持」でつまずきます。
- 最初から難しい参考書を選んでしまう
- 完璧主義で進まなくなる
- 成果が出る前にやめてしまう
つまり、挫折の原因は「努力が報われる前にやめてしまう」こと。 英語の上達には少なくとも2〜3ヶ月の“助走期間”が必要です。 この期間を乗り切るために、まずは「やり方」よりも「続け方」を重視しましょう。

ステップ1:最初の3週間は「中学英語の復習」から
初心者が英語をやり直すとき、いきなりTOEICや長文に挑戦するのはNGです。 まずは中学レベルの文法と単語を“思い出す”ことから始めましょう。
おすすめは次の3冊です👇
- 『中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。』(学研)
- 『世界一わかりやすい中学英語の授業』(関正生)
- 『DUO 3.0(基礎単語編)』
これらはどれも初心者向けで、1日20分〜30分でも無理なく続けられます。 重要なのは、「完璧に覚えること」ではなく「とにかく1周すること」。 3週間で中学英語をひととおり復習できれば、あなたの中の“英語感覚”が戻ってきます。
ステップ2:毎日触れる仕組みを作る
英語は「続けること」が最大の課題です。 継続のコツは“環境を工夫する”こと。たとえば次のような方法があります。
- スマホの言語設定を英語にしてみる
- 通勤中に英語ポッドキャストを聴く
- 英語の名言やフレーズを1日1つ覚える
どんなに短い時間でも「英語に触れる習慣」を作ることで、 学習が生活の一部になります。 これは「1日10分でもOK」という、小さな成功体験を積む仕組みです。
ステップ3:学習の目的を“見える化”する
英語学習はマラソンのようなもの。 途中で迷わないためには、ゴールを明確にすることが大切です。
ノートの最初のページに、次の3つを書いてみましょう。
- 英語を学ぶ理由(例:「海外旅行をもっと楽しみたい」)
- 3ヶ月後に達成したい目標(例:「中学英文法を1冊終わらせる」)
- 1日あたりの学習時間(例:「15分」)
この3つを決めるだけで、迷わず行動できるようになります。 人は「目的が明確なとき」にこそ継続できます。
教材選びで“9割”が決まる
英語学習を始めても、途中で挫折してしまう最大の原因は「教材選び」にあります。 難しすぎる参考書を選ぶと理解が追いつかず、やる気を失ってしまう。 逆に簡単すぎる教材では成長を感じられず、モチベーションが続かない。 つまり、初心者のうちは“自分のレベルに合った教材”を選ぶことが何より重要です。
ここでは、英語が苦手な人でも安心して使える「厳選教材3選」と、 それぞれの効果的な使い方を紹介します。
① 文法:『中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。』(学研)
英語が苦手な人が最初に手に取るべき1冊です。 イラストが多く、説明が非常にやさしいため、英語が嫌いだった人でも続けやすいのが特徴です。
効果的な使い方:
- 1日1単元、15分でOK。
- 読んだあとに「例文を声に出す」。
- チェックテストは後回しでOK。まずは1周する。
この本の目的は「理解」ではなく「思い出す」こと。 2周目からは、文法を“使う”意識で復習しましょう。
② 単語:『英単語ターゲット1200(旺文社)』
単語学習は、最初の1冊を「基礎単語だけ」に絞るのがコツです。 ターゲット1200は、日常会話に必要な単語だけを厳選しており、 短期間で語彙力を底上げできます。
効果的な使い方:
- 1日30単語×10日で300単語→1ヶ月で1,000語!
- 朝に「見る」、夜に「確認」して記憶を定着。
- 発音アプリ(例:ターゲットの公式アプリ)も併用。
単語は「完璧に覚えよう」とせず、“なんとなく見たことある”状態を増やしていくことが大切。 回数を重ねるうちに自然と記憶が強化されます。
③ リスニング:『スタディサプリENGLISH 新日常英会話コース』
初心者がリスニングを伸ばすには、ただ聞くだけでなく「音をまねる」ことが重要です。 スタディサプリはドラマ形式の会話で構成されており、ストーリーを楽しみながら英語のリズムを身につけられます。
効果的な使い方:
- 1レッスンを「聞く→読む→まねる」の3ステップで進める。
- 通勤・通学中の15分をリスニングタイムにする。
- 聞き取れなかった単語はアプリ内で即チェック。
リスニング力は、実は「音を口に出す練習」で劇的に伸びます。 聞くだけでなく、声に出してリズムを覚えるのがポイントです。
教材を「組み合わせて使う」と成果が倍増する
1冊だけをやるよりも、文法+単語+リスニングの3軸で進める方が効果的です。 たとえば次のような1日のルーティンを試してみてください👇
- 朝:ターゲット1200を10分(単語)
- 昼:スタディサプリで1レッスン(リスニング)
- 夜:学研の文法書で1単元(文法)
合計でも1時間程度。これを3ヶ月続けるだけで、 中学〜高校基礎レベルの英語力がしっかり身につきます。 「英語が分かる感覚」が芽生える瞬間が、必ず訪れます。
英語学習で一番難しいのは「続けること」
英語を勉強し始めても、3日坊主で終わってしまう人は少なくありません。 実は、挫折の原因の多くは「勉強を習慣化できていない」ことにあります。 英語は筋トレと同じで、毎日少しずつでも続けることで確実に力がつきます。
ここでは、ぐんぐん流の「英語習慣化メソッド」を紹介します。 これを実践すれば、英語が“生活の一部”になり、3ヶ月後には自然と英語に慣れている自分に出会えるはずです。

ステップ1:勉強のハードルを「1日15分」に設定する
多くの人は「1時間勉強しなきゃ」と思って挫折します。 しかし、最初の目標は“1日15分”で十分です。
たとえばこんな流れです👇
- 朝:単語帳を10分(通勤中など)
- 夜:文法書を5分(寝る前)
この程度なら、どんなに忙しくても続けられます。 大事なのは「短くても毎日続ける」こと。 たとえ1ページでも進めば、それは昨日より成長している証です。
ステップ2:「いつ」「どこで」「何をやるか」を決めておく
習慣を続けるコツは、「具体的な行動計画」を作ることです。 漠然と「勉強しよう」では続きません。
次のテンプレートを使って、自分の英語習慣を決めてみましょう👇
・朝7:30〜7:45 → ターゲット1200(単語10個)
・昼休み → スタディサプリ1レッスン
・夜22:00〜22:15 → 文法書1ページ
「時間」「場所」「教材」をセットで決めることで、脳が自動的に動くようになります。 習慣化の初期段階では、「やるかどうか」ではなく「やる時間を決める」が最優先です。
ステップ3:小さな“見える成果”を作る
人は成長を実感できると、やる気が持続します。 そのために、英語学習では「見える化」が重要です。
おすすめの方法は以下の3つです👇
- 学習時間をアプリで記録(Studyplus など)
- 覚えた単語数をカレンダーに書く
- SNSで「今日の英語学習」を投稿する
数字や記録で“自分の成長”を見える化することで、 「自分はちゃんとやってる!」という自信が生まれます。 その自信こそ、次のモチベーションの原動力になります。
ステップ4:3ヶ月を“1つのプロジェクト”として考える
英語学習は終わりのない旅のように感じますが、 最初の3ヶ月を「プロジェクト」として区切ると、続けやすくなります。
たとえば、以下のように目標を設定してみましょう👇
- 1ヶ月目:中学英語を1冊やり切る
- 2ヶ月目:単語帳を2周する
- 3ヶ月目:リスニングアプリを毎日15分続ける
このようにゴールを分けることで、達成感をこまめに味わえます。 英語力は「続けた時間」に比例して伸びるもの。 小さな成功体験を積み重ねれば、気づいた時には自信と実力がついています。
ステップ5:「ぐんぐんマインド」で自分を育てる
最後に大切なのは、完璧を求めすぎないことです。 1日休んでも大丈夫。3日できなくても、また4日目から再開すればいいのです。 英語は「止まらなければ、必ず伸びる」スキル。
ぐんぐんマインドとは、 「昨日の自分より1歩でも前に進む」という考え方です。 どんなにゆっくりでも、確実に前進していればOK。 それが“ぐんぐん成長する人”の共通点です。
まとめ|3ヶ月後、英語が「特別なもの」ではなくなる
ここまでのステップを3ヶ月続けると、英語への苦手意識が確実に変わります。 教材を見ても怖くない、単語が自然に浮かぶ、そんな瞬間が訪れます。
英語は「勉強」ではなく、「スキル」です。 使えるようになるために必要なのは、才能ではなく継続。 ぐんぐんマインドで学び続ければ、きっと英語はあなたの人生を豊かにしてくれます。
